こんにちは!
めだかファミリーグループの押川です。
通称:めだかのおっしーですw
「就労継続支援B型事業所に通いたいと思っているだけど、実際どんなメリットとデメリットがあるのか知りたい!」という方に向けて書きたいと思います。
まず最初に就労継続事業所にはA型とB型があり、A型は最低賃金が保障され、B型はその適用がないことから、B型は比較的軽い作業を通じて働く場と認識されています。中にはA型事業所並みに高い工賃のところもありますが、バリバリ働きたいという方はA型事業所とB型事業所の違いを理解された上で、検討されるといいかと思います。この解説もどこかで書きますね☆
私がお伝えする就労継続支援B型事業所のメリットとデメリットの概要は以下のとおりです。
【メリット】
(1)柔軟な働き方ができる。
(2)社会参加の機会が得られる。
(3)スキルアップの機会が得られる。
(4)収入が得られる。
(5)専門家のサポートが受けられる。
(6)就労までの道筋が描ける。
【デメリット】
(1)収入が限られている。
(2)スキルアップに限界がある。
(3)キャリア形成につながらない。
(4)一部地域では選択肢が限られる。
(5)
ではそれぞれ詳しく解説していきます。
【メリット:(1)柔軟な働き方ができる。】
就労継続支援B型事業所では、利用者本人の体調や能力に合わせて無理のないペースで働けることがとても大きなメリットです。一般企業のように8時間の時間の拘束やノルマがないため、体調や働く時間に不安がある人でも、週1回からとか、午前中のみ、在宅でという選択肢があるため、とても柔軟な働き方ができます。私たちの事業所でも最初のうちは、週3回、午前中のみで始めることが多く、慣れてきたら徐々に日数と時間を増やしたり、体調がすぐれないときは日数を減らしたりするなど、ご本人の無理のない範囲での通所を大切にしています。
【メリット:(2)社会参加の機会が得られる。】
就労継続支援B型事業所では、作業を通じて、社会活動に参加し、お客様に喜んでいただいたり、コミュニケーションを取ったりするなど、働くことによる社会参加が可能です。私たちは「働くことは幸せなこと」と考えており、働くことで「人から認められること。必要とされること。褒められること」が一人ひとりの幸せであると考えています。1時間でも半日でも働くことは誰かを幸せにしていることであり、巡り巡って自分の幸せにつながっていくことになります。
【メリット:(3)スキルアップの機会が得られる。】
全ての事業所で何かしらの資格がスキルが得られるわけではありませんが、中にはパソコン作業だったり、清掃技術だたったりと就労に向けたスキルを学べる事業所もあります。めだかハウスでは特に「清掃」に力をいており、主婦の清掃からプロの清掃へと本格的な清掃の技術を学べ、一般就労やA型事業所へのステップアップの実績もあります。定期的な清掃研修や清掃技能コンテストも開催しています。
【メリット:(4)収入が得られる。】
就労継続支援B型事業所では最低賃金適応ではないものの、全国平均約1万6千円の収入(工賃)が支給されています。時給に換算すると200円くらいですが、A型事業所並みのバリバリ働くことがまだしんどいという方には、少しずつ無理なく働きながらもお金がもらえるとあって、皆さん一生懸命仕事されています。中には平均5万円くらいの事業所もありますし、事業の特徴や仕事内容によって変わってきますので、自分の興味のある無理のない仕事と事業所を選ばれるといいかと思います。
【メリット:(5)専門家のサポートが受けられる。】
就労継続支援事業所には、必ず「サービス管理責任者」が常駐しています。これは法律に基づき、専門的な資格と実務経験を要した人でないと取れない資格で、福祉のプロフェッショナルといっても過言でありません。その方が利用者一人ひとりの障がいの程度や家庭環境、これまでの生活歴などを元に、一人ひとりに合った支援計画を作成し、どのようなサービスを提供するかを決めます。何かあったらサービス管理責任者に相談し、無理のない利用を目指されるといいかと思います。
【メリット:(6)就労までの道筋が描ける。】
就労継続支援事業所の1番の目的は、就労を実現することにあります。しかし、残念ながら、全国約1.7万箇所ある就労継続支援B型事業所の中で、就労させている事業所は2〜3%となっており、その数は限りなく少なくなっています。我々は税金で運営されており、準公務員としての意識のもと運営しています。ということは、社会に利益を還元することが大切であり、利用者の方が税金を納める側になり、ご自身も社会もハッピーになるように支援するのが我々の最大の使命です。めだかハウスではこれまで24名就職してきましたが、就労するにはスキルや技術はあまり関係ありません。社会人としての基本がしっかり身につくことが最も大切です。就労実績のある事業所であれば、確実に就労での道筋が描けますので、ぜひそんな事業所を見つけられるといいと思います。もちろん就職だけがG O A Lではありません。障がいの程度により、就労継続事業所がちょうどいいかたもいらっしゃいます。お一人おひとりの幸せってなんだろう?と考えながら、一緒に生きていくそんな付き合い方ができればと考えています。
【デメリット:(1)収入が限られている。】
先ほどもあげましたように、全国平均1.6万円が就労継続支援B型の収入になります。障害年金がある方は約6万円+工賃で約8万円で生活することになるため、豊かな生活するにはなかなか厳しい現実があります。少なくとも工賃が3万円以上が理想と言われており、最低でもそのくらいの仕事を提供できる場所が理想的です。生活保護の方は逆に収入の上限が決められており、働きすぎると保護費が下げられることもありますので、ご注意ください。所得をもっとあげたいという方は、就労Bで毎日フルで働ける実績を作ると、A型事業所や一般就労などのステップが見えてきます。幸せの程度は人それぞれです。就労Bのめだかハウスにきて本当に幸せという方もいらっしゃいますので、それぞれの目指すところをイメージされて、選択されるといいかと思います。
【デメリット:(2)スキルアップに限界がある。】
就労A型事業所とは異なり、比較的軽度な仕事が多いため、スキルを学べるほどの仕事があるとは限りません。事業所の取り組む内容によるので、あらかじめ情報を仕入れて、選ばれるといいかと思います。先ほども述べましたが、就労に向けてはスキルよりも社会人としての基本を身につけることの方が雇用先からの評価は高いです。めだかハウスでも社会人としての基本を働きながら身につけてもらう他、清掃のスキルを身につける機会を設け、清掃業へシフトしてもらうような流れを作っています。本気で就労を目指す事業所はそういう取り組みをしていると思いますので、ぜひ見学で「どんなスキルが身につけられますか?」「これまでの何人の就労実績がありますか?」と聞いてみることをお勧めします。
【デメリット:(3)キャリア形成につながらない。】
キャリア形成ってどんな意味?ってなるかもしれませんが、簡単にいうと、これまでの仕事の実績にはならないということです。「一般企業で3年働きました」はある程度評価されますが、「就労継続支援B型で3年働きました」は就労A型では評価されますが、一般就労では基本的なことなので、職業実績としては見られないです。あくまで次のステップに行くための訓練場所のようなものなので、働く習慣を身につけて、どんどん就労してもらい、就労先でキャリア形成してもらって、豊かな人生を歩んでほしいと心から願っています。
【デメリット:(4)一部地域では選択肢が限られる。】
地域によって事業所の数もサービスの内容も異なることが多いです。かといって、他の地域に引越しできる人も少ないのも現実です。そのため生まれが地域にある事業所しか選択できないというデメリットが存在します。ただ、障害年金は行政が変わっても支給されることもあり、やってみないとわからないですが、選択肢の多いところに引っ越すことは不可能ではありません。また在宅就労で行政を飛び越えてサービスを受けることもできますので、選択肢が限られる中、可能性はあることは諦めないでほしいと思います。
長文になりましたが、
今日は就労継続支援B型のメリットとデメリットについて解説してみました。
書ききれないことも多々ありますが、相談等にも載っていますので、不明な点がある方はチャットやメールでお問い合わせください。
それではいってらっしゃい!!
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